宿泊施設向け 西武消毒のトコジラミ緊急対策プラン
トコジラミの駆除は、しっかりとした被害状況の調査から駆除完了の確認まで、総合的に立案の上で進めることが大切です。
例えば被害状況の調査では、トコジラミに刺された場合の痒みや腫れの程度、痒みや腫れが進行する速度の違いなどから
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複数人が同居したり、不特定多数の方が宿泊するホテルや旅館のお部屋では、実は生息しているのに刺されたことの無い人だから気付かないのか?
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別の場所で刺された後の時間差での発症により、その部屋で刺されたように感じるのか?
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本当の被害部屋は、実は隣室なのか?
などを考慮する必要があります。
トコジラミは家具や荷物などのすき間に隠れてしまうため、ダニ等に刺されたと勘違いしてしまうことがあります。
また、一時的に被害が収まったと思ったものの、その後再発を繰り返し、気付いた頃には大きな被害になってしまったという事例も多発しています。
一方で、従来の薬剤に耐性のあるトコジラミの存在も指摘されており、市販のくん煙剤等の使用により、かえってトコジラミを拡散させてしまうこともあります。
まずはトコジラミという害虫について知っていただき、疑わしい場合は西武消毒までご相談ください。
トコジラミ被害の確認は、主に「血糞」の確認で行います。
一般の方でも確認は可能ですが、慣れていないと見間違えてしまうことがあります。
※血糞とは…トコジラミが吸血した後の排泄物で、小さな黒い斑点のように見えます。
例えばマットレスや建具などが、廃棄が必要なほどトコジラミに汚染されている場合、一般の方の判断だけで「薬剤処理で駆除できるもの」「廃棄しなければならないもの」の区別を付けることは非常に困難です。
また、ただ単に捨てればいい、というわけではありません。
廃棄されたものが処分センターなどに到着した際に、トコジラミ被害を拡げてしまうことがあり、そのトコジラミは巡り巡って、また戻ってきてしまうのです。
駆除剤を散布し、1ヶ月程度「密閉隔離期間」を設けてから廃棄することが望ましいのです。
被害を認知された時は、西武消毒の緊急対策プランを思い出してください。
トコジラミ駆除は、完了までの計画が肝になります!
トコジラミの駆除で特に注意すべきポイントは、大まかに3つあります。
薬剤抵抗性を獲得した個体の存在
薬剤抵抗性を獲得した個体はいわゆる「スーパートコジラミ」などと呼ばれることもあります。
薬剤が効きにくく、全く効果が出ない場合もあります。
当社で使用する薬剤は、新規作用性という「トコジラミが経験したことのない殺虫剤」ですので、抵抗性を持った個体にも効果があります。
最初の被害部屋が隣室で、そこから侵入してくる
被害が大きくなり、トコジラミの生息密度が高くなると、トコジラミは別の場所に移動します。
隣の部屋と壁で仕切られていても安心できません。壁の中、天井裏、ドアの下などを通り隙間から侵入してきます。
荷物の隙間、洋服、カバン、人に付着して持ち込まれる
大変ショッキングな事例ですが、トコジラミの被害が重度になってしまったお部屋に
調査に伺い状況を確認していると、住人の方の袖口や首元をトコジラミが這っているのを見てしまうことがあります。
トコジラミは人や物に付着して自分の足では行けない遠くの場所まで移動してしまいます。
当社の使用する薬剤は、トコジラミに直接散布されなくても、散布面をトコジラミが歩行することで薬剤効果が発揮されるため、お部屋の隅々までしっかりと薬剤処理を行うことが重要です。
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当社作業員が、薬剤処理後に密閉隔離するものを指定します。ビニール袋などに密閉しますので、別のお部屋に隔離してください
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密閉隔離したものは、駆除完了後に廃棄またはクリーニングして再利用など、ご勘案ください
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薬剤処理後に密閉するため、カビが生えてしまうこともあります
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薬剤処理を行った部屋は駆除完了まで絶対に人を入れないでください
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駆除作業後、状況に応じて複数回、定期的に訪問します。捕獲トラップで生息状況を確認し、必要に応じてスポット的に追加薬剤処理を行います
駆除は1部屋から承りますが、隣室など他の被害の無い部屋も同時に「予防プラン」の薬剤散布を行っておくことが重要です。ぜひご検討ください。